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JBLが聴ける店・Sound of JBL | 池袋・MONTGOMERY LAND

JBLが聴ける店・Sound of JBL

池袋

MONTGOMERY LAND

90年代にリファインされた
「4344MKⅡ」を
都内屈指の音量で。

JBLが聴ける店・神保町 The Adirondack Cafe

自分の好きな音を好きなだけ鳴らしたい

JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 01 JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 02 JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 03

【上】カウンターが広く、ゆったりと寛げる。壁には敬愛するウェス・モンゴメリーのポスターが飾られている。【中】会話の端々から、客の好みを感じとり、“さっ”とレコード棚を探るマスターの岩崎美次さん。秘蔵LPも惜しみなく聴かせてくれる。【下】店名の由来であるウェス・モンゴメリーの名盤「フルハウス」は必聴!

 池袋駅東口から徒歩約7分。池袋の繁華な雰囲気とはうらはら、しっとりと落ち着いた一角に佇む「MONTGOMERY LAND(モンゴメリーランド)」。フルアコースティックギターが描かれた看板に導かれて地下へと降りると、まろやかで甘いサウンドが響いてくる。カウンターとテーブルをあわせて24席という小体なつくりで、まるで親しい友人の家のようなアットホームな空気が漂っている。
 ここは名前から想像できる通り、ジャズギタリストの巨星、ウェス・モンゴメリーに心酔したマスターによるジャズバーであり、ジャズライブスポット。ウェス・モンゴメリーといえばハード・バップなジャズギターの枠を超え、ポピュラーミュージックへと続くコンテンポラリーギターの元祖的存在だ。
「1オクターブ離れたふたつの同じ音をユニゾンで弾く“オクターブ奏法”が、彼の大きな特徴です。ギターに革命を起こした存在ですよね。ちょっと聴いてみましょうか」と、マスターの岩崎美次さんが、ウェス・モンゴメリーの名盤『フルハウス』をターンテーブルにのせ、そっと針を落とす。
 想像以上に甘く太い音色が響く。大音量なのに、そっと包み込んでくるような、なんとも温かい音だ。レコードに耳を傾けていると、岩崎さんがウェス・モンゴメリーがもたらした功績と、その後のジャズギタリストについて教えてくれた。
 なお、これは“取材で訪れたから”ではなく“一見の客”として伺った際の出来事。押し付けがましくなくサラリと教えてくれる姿は、なにはなくともジャズが好きで、なかでもウェス・モンゴメリーが大好きであること。そして、ジャズの楽しさを伝えたい想いが見てとれる。
「はじめてウェス・モンゴメリーを聴いたのは高校1年のとき。これまで体験したことのない、線が太くて不思議な音がして素晴らしかった! どうやって弾いているんだろう? と聴き込むうちにどんどんのめり込みました。でも雑食なので(笑)、好きなのはジャズだけではありませんよ。僕のフィルターにかかる音楽ならジャンルを問わずかけています」
と、サンタナ、ジョー・パス、ジョージ・ベンソン、ティル・ブレラー……、そして高中正義と次々にギターサウンドが響き渡り、夜が更けゆくのであった。

JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 04 JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 05

【上】高域の伸びや繊細さを向上させるため、スーパーツイーター(JBL UT-405)も愛用している。【下】スピーカーの上には「フルハウス」を模したアート作品も。ファンの方からの贈り物だという。

あたかも目の前で
プレイされているような感覚に

 岩崎さんがこの店を開いたのは2010年のこと。ちょっと早めにサラリーマン生活にピリオドを打ってのスタートだった。月並みな言葉かもしれないが、“長年の夢を実現した”のである。
 学生時代からジャズの世界にどっぷりとハマり、レコード収集にも邁進、当然のようにオーディオにも魅了されていった。
「JBLが欲しくても学生時代は高くて買えなかった(笑)。納得いくシステムにできたのはずいぶん大人になってからのことですね。店にある『4344 MARK Ⅱ』は1997年に手に入れました。まだサラリーマンでしたから自宅にね。レコードをかけてしばらくすると、同じマンションの住民から“音が大きい”とお小言をいただいたものです(笑)」
 4344 MARK Ⅱは、ロングセラーの4344をほぼ一新させた形で1996年にリリースされたもの。低域の曖昧さがなく、スピード感ある低音、空間の再現性に定評がある。
「オーディオは“自分だけのコンサートを”奏でるものです。鳴らし方によっては目の前にプレイヤーがいるかのごとく。ですから自分の好きな音楽をとんでもなく大きな音で聴きたいのです。そうした意味で、この4344 MARK IIをはじめ、うちのシステムは完璧。地下という立地もあって、お客さんには“本物のいい音”を聴いていただけると思います。
 youtubeは手軽かもしれませんが、それだけでミュージシャンの良し悪しを判断してほしくない。ちゃんとしたいいスピーカーで音楽を聴きましょうよ! もちろん、レコードやCDの持ち込みも大歓迎です」

JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 07 JBLが聴ける店・池袋・MONTGOMERY LAND 07

【上】「アームが付いていないことが大きな特徴でね‥‥」と愛機を奏でながら、ジャズギターの“いろは”を解説してくれるのもまた楽しい。【下】ドリンクは670円〜(写真はレーベンブロイ)。チャージは通常1,000円。ライブ時は1,500円〜3,000円(ミュージシャンによって異なる)に。2オーダーを(料金は税込)。

現在進行形のジャズをライブで発信!

 “本物のいい音”を提供するという矜持があるだけに、ライブにも力を入れている。毎週木曜日〜土曜日のいずれかはプロのミュージシャンによる演奏を楽しめ、そうしたミュージシャン方がプライベートでふらりと立ち寄ることもある。また、第3土曜日は誰でも参加できるセッションも行なっており、腕に覚えのある方々が集い、切磋琢磨の演奏を魅せるという。 
 岩崎さん自身もギタリストであり、店にはフルアコースティックギターがいつでもスタンバイされている。ジャズ・ビギナーが訪れるとモンゴメリーのオクターブ奏法を実演してくれる。“目と耳”でその素晴らしさを体感することができるのも、この店の魅力のひとつ。
「ジャズは聴くだけでなくスイングするもの」という言葉通り、この空間に身を委ねるだけで、ジャズをカラダ全体で感じられること請け合いだ。
 ライブ開催日は岩崎さんの奥様=ママによる料理メニューが充実。これを目当てに足を運ぶ方も多いという。なお、普段は料理に力を入れていないと謙遜するが、「ドイツビールが好きでしてね。レーベンブロイには私が惚れ込んでいるハライコ社のソーセージかチーズの盛り合わせがおすすめです」
 広々としたカウンターでグラスを傾け、酒肴をつまみ、全身で音楽に身をまかせる。深夜2時まで大音量を音楽を満喫できる幸せがここにはある。