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JBLが聴ける店・Sound of JBL | 高田馬場 | マイルストーン

JBLが聴ける店・Sound of JBL

高田馬場

マイルストーン

伝説のハチの巣ホーンで
カスタマイズされた
「Olympus」サウンドを聴く。

JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン

創業38年。日本で唯一の
古本ジャズ喫茶という自由な空間。

JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン01JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン02

【上】存在感のある「Olympus」が迎える明るい雰囲気の店内。ジャズ関係を中心に2000冊以上の本は自由に読むこともできる他、買うこともできる。【下】数種類のストレートも用意される薫り高い自家焙煎のコーヒー。

 新宿区・高田馬場の一角に佇むジャズ喫茶「マイルストーン」。その名の通り「マイルス・ディヴィス」の音(トーン)と、マイルスの「ストーン」で一里塚という意味が込められている。まさにジャズの案内人たるオーナー・織戸優 氏の熱い想いが伝わってくるかのような店である。
 店内には膨大なレコードが目に付くのは当然としても、ジャズ喫茶には珍しい2000冊以上という蔵書の数々が置かれている。ジャズ関係の本を中心に集められ、すべて店内で読めるのはもちろん、購入することもできる。そう、ここは日本で唯一の「古本ジャズ喫茶」なのだ。
「ジャズ喫茶というと堅苦しいイメージがあるでしょ。でも、うちの店にはルールはないんです。とにかく自由に聴いて貰えればいい。本も沢山置いてあるし、読みながらでも気楽にジャズを聴いてくれればいいんじゃないかな」
 店内に香るコーヒーはマスターの自家焙煎。丁寧にネルドリップした豊かな味わいのコーヒーはファンも多い。ジャズと本、そして本格的なコーヒー、様々なジャンルのお酒など、思い思いのカタチでジャズを楽しむことができる至高の空間である。

JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン03JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン04

【上】Olympusのキャビネットの上に、ハチの巣ホーンレンズ「HL88」と「075」ツイーターをレイアウトしたカスタムが施される。【下】真空管のアンプ「マッキントッシュ MC30」とオリジナルのネットワークが「Olympus」サウンドの存在感をさらに高める。

カスタマイズされた「Olympus」が
奏でるオールドサウンド。

「昔からジャズを聴くならJBLだと思っていました。JBLでジャズを心ゆくまで聴くことが夢でしたね。だから、1976年に開店した当初もJBLを入れましたし、20年目に改装したときには、オーディオに詳しい友人に相談して、いろいろ検討したり聴き比べた結果『Olympus』を入れたんです」
 店内に置かれている「Olympus S8R」は1960年代の貴重な製品。エンクロージャーにはJBLの木工技術の結晶でもある手彫りの格子グリルがはめられ、その中に38cmウーハー+「パッシブラジエーター」の2機が入っている。
 そして、目を引くのがキャビネットの上に置かれた巨大なホーン。1970年代より「ハチの巣」の愛称で親しまれたホーンレンズ「HL88」に、中域用ドライバー「375」を組み合わせたシステムである。さらに高域として「075」ツイーターを追加してある。このカスタムもマスターの苦心の結晶だ。
「やっぱりハチの巣ホーンは見た目のインパクトもあるでしょ。だからどうしても使いたかった。あとは低音をもっとしっかりさせるために、ネットワークに手を入れて2ミリの線径のコイルを使って充実させたり、真空管のアンプを組み合わせたり、いろいろやっています。バランスの良い音というよりは、自分の好きな音を作り上げていくことができるのも、このスピーカーの魅力。古い録音の良さを引き出す、JBLオールドスタイルの音が鳴っているとは思いますよ」

JBLが聴ける店・高田馬場マイルストーン05

いつも和服姿で接客するマスターの織戸優さん。和服とジャズの取り合わせもこの店の自由な雰囲気のひとつ。

「皆さんがジャズに持っている
イメージを大切にしたいですね」

 この「Olympus」から流れるのは、1950年代の以降のモダンジャズが中心。マイルスやコルトレーンを中心としたハードバップのジャズを中心にしながら、現代までを含めて選曲される。フリージャズのような、どちらかといえばマニアックなものよりは、聴いていて心地いいジャズを多くかけるようにしているそうだ。LPとCDを合わせて5000枚以上のコレクションの中から、訪れるお客さんの層や雰囲気をその都度考えながら、できるだけ多くの方が同時に楽しめる曲が選ばれる。
「基本的には皆さんがジャズに持っているイメージというのかな、そういうのは大切にしたいですね。僕自身はいろんなジャズを聴いてきたし、いろいろ思い入れもあるけど、今の時代、僕ががいいと思うジャズを聴け! じゃないでしょ(笑)。もちろんリクエストがあれば応えますし、好きな曲をいい音で気軽に楽しんでいただければ嬉しいですね」