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JBLが聴ける店・Sound of JBL | 千葉・稲毛 | JAZZ SPOT CANDY

JBLが聴ける店・Sound of JBL

千葉・稲毛

JAZZ SPOT CANDY

「EVEREST DD66000」と
「Mark Levinson No536」が奏でる
ファンを魅了する最高峰サウンド。

JBLが聴ける店・千葉・稲毛 JAZZ SPOT CANDY

音響のプロとつくりあげた
コンクリートと木が織りなすサウンド空間。

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【上】JBLの43シリーズをモチーフにしたオブジェが目を引くJAZZ SPOT CANDYの外観。【中】メイプルの木目が美しいProject EVEREST DD66000。「ジャズはもちろん、クラシックやボーカル、ロックなど、何を聴いても素晴らしいです」【下】たまに手で触る不届き者がいるため普段はグリルを付けているが、林氏は外した状態の方が音に開放感があり、見た目も愛敬があって気に入っているという。きちんとマナーを守れば、外してもらえる。

 JR稲毛駅西口から徒歩約2分。閑静な住宅街の一角に、世界各国からオーディオファンが訪れる「JAZZ SPOT CANDY」はある。

 オーナーの林美葉子氏がこの街でジャズ喫茶を始めたのは1976年のこと。約5坪の小さな店舗でのスタートだった。
 それから26年後の2002年に現在の場所に移転。音響の仕事に携わっている建築デザイナーに設計を依頼し、建物から理想とする音をつくりあげていった。

「住宅街の中だから防音には気を使いましたね。分厚いコンクリートで部屋を囲い、二重扉にしているのも、音を漏らさないためです。その上で音を余計に反響させないように、ルームチューニング材を置いています」

 そんな絶好の空間で鳴らすスピーカーは、JBLが創立60周年を記念してリリースした「Project EVEREST DD66000」だ。JBLが60年の歴史の中で培ってきた技術力とノウハウを余すところなく注ぎ込んだフラッグシップモデルである。導入したのは2007年7月。

「以前のお店はスピーカーをセッティングする自由度が低くて大変なことばかりでしたが、実はここに移転してからもスピーカーには悩まされていたんです。スピーカーをオーダメイドでつくってもらったはいいけれど、湿度が高い時期になるとスピーカー内に湿気が入り込んでしまい、ウーファーを外してドライヤーをかけてしのいでいたりで……。それを見かねた音楽評論家の山口孝さんが、2006年にEVERESTが発表されたときに薦めてくださったんです。すぐに視聴に行って、購入する決心をしました。勘が働いたというか、とにかく『これだ!』とピンとくるものがありましたね。運命的な出会いを感じました」

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【上】2017年9月にアンプをMark Levinson No536に一新。「これまでも十分にEVERESTの良さを感じていたけど、アンプを替えてからストレスがなくなりました。すごいナチュラルなんですよ。高いだけありますね(笑)」【下】ブースにはレコードとCDのプレーヤーを完備。「CDはクリアで立体的だし、レコードは空気感や臨場感が音楽に乗ってくる。スピーカーとアンプを替えて、それぞれの良さがより出るようになりましたね」

EVERESTのポテンシャルを引き出す
Mark Levinson No536。

 重厚な2枚の扉を開け、CANDYの店内に入ってまず驚くのが、会話がやっとできるほどの大音量だ。しかも肌に振動が伝わってくる音量なのに、心地良く聴き入ることができる。

「音楽はボリュームひとつで印象がガラリと変わるから、大音量でも聴ける環境にしたかったんです。ボリュームを上げれば上げるほど、音源の中に詰まっているさまざまなものが聴こえてくるから。でも、大きい音量で鳴らすのは簡単じゃないんですよね。バランスが崩れてしまうから。その点、このスピーカーだったらバランスがいい。箱鳴りするというか、メイプルがちゃんと鳴ってくれるんです」

 CANDYの良質な大音量を可能にしているのは、スピーカーのProject EVEREST DD66000だけではない。アンプに関しても、林氏は常に最良を求めて上位機種をセレクトしてきた。

「EVERESTをちゃんと鳴らすために、アンプにもこだわってきました。スタジオやPAでも使われていたハイパワー出力のモノラルアンプやステレオアンプを入れてきましたから。スピーカーをEVERESTにしてからちょうど10年が経った頃も、アンプを替えて新しいサウンドをつくりたいと思うようになっていました。10年の節目でしたから、新たな気持ちになりたいなぁって思いもありましたね」

 そこで、林氏は4Ω時500Wのモノラルアンプを試しで導入。2017年9月1日から4日間使用し、実際に購入するのかを決めることになった。

「驚いたのが、あまりにもハイスピードだったことです。業者の人からも最初はハイスピードだと聞いてはいたんですけど、まさかここまでとは思わないレベルでした。『マイルスとかコルトレーンとか、こんなに速く吹かないよ』ってね。ところが4日目に安定してきて、"スコーン"って鳴ったんです」

 そのためやや心が揺れたが、次に運び込まれたモノラルアンプの登場で林氏の決意は固まる。4Ω時800Wを誇る「Mark Levinson No536」だ。

「最初から"スカーン"でした。バランスがすごくいいし、音量を上げても限界がない。まさに理想のモノラルアンプでした。即決でしたね」

JBLが聴ける店・稲毛JAZZ SPOT CANDY06 JBLが聴ける店・稲毛JAZZ SPOT CANDY07 JBLが聴ける店・稲毛JAZZ SPOT CANDY08 好評の"何でもかける日"に幅広く対応するためにレコード洗浄機を導入。持ち込んだレコードを最高のコンディションで聴くことができる。【中】店内にはそれぞれ1万枚のレコードとCDを揃えている。その場の雰囲気にあわせて林氏が選曲するが、月ごとにテーマを持たせている。9月は命日にちなんでマイルス・デイビスを特集。【下】週に1、2回のペースで開催されるライブでは、PAを使わない生演奏が披露される。その良さを知る林氏は、オーディオにおいても生演奏に近い音へのこだわりを持つ。

音楽が新しくなる感じを味わえるのは
このアンプとスピーカーならでは。

 Mark Levinson No536を導入してからも、林氏はそのポテンシャルの高さに驚かされた。

「交換する前まで使っていたアンプもナチュラルな音が出てよかったので、No536を導入するときに『頭を切り替えなきゃ』って思っていたんです。でも、すうって音楽に入っていけて‥‥。No536も最初はハイスピードだって言われていたんですけど、初日から違和感はまったくありませんでした。バランスが決まったから、自然に入っていけたんですよね。EVERESTとの相性も抜群。スピーカーもアンプも散々やってきて、ようやく理想型に辿り着けました」

 その良質な大音量を堪能できるだけでもCANDYを訪れる価値があるが、月に一回、さらにオーディオマニアが泣いて喜びそうな日が用意されている。ジャズはもちろん、ロック、ポップス、ソウル、レゲエ、クラシック、R&Bなど、どんなジャンルのレコードも持ち込みOK。お気に入りの音楽をProject EVEREST DD66000とMark Levinson No536による良質な大音量で聴ける"何でもかける日"があるのだ。

「アンプを替えてから感じたのが、古いレコードも蘇るってこと。No536にしてから、いろんな曲が新しい音源のように新鮮に聴こえてくるんです。音楽が新しくなる感じが味わえるのは、このアンプとスピーカーならではだと思います」

 愛着のある曲はいつになっても聴き飽きることはないが、流す環境だったり、音量だったり、たまにはちょっと違った角度から楽しみたくなるものだ。CANDYで聴けば、いつものあの曲からも、新たな嬉しい発見があるかもしれない。